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ミシンの歴史
ミシン針の知識
ミシン針の種類
ミシン糸の種類
布地と糸と針の適性
針の太さ(番手)の表示について


ミシンの歴史
ミシンの発明は、1790年にイギリスのトーマス・セントによって行われました
セントは、靴の皮の縫い方にヒントを得て、皮革用の環縫いミシンを考案したのです。
また、「ミシン」という名前は、 "sewing machine"(裁縫機械)の"machine"がなまったものである。
その後、いろいろな人々によってミシンは改良されたが、19世紀の中頃アメリカのアイザック・シンガーによって現在の本縫いミシンのもとになる錠縫いミシンが開発されました。これ以降、ミシンは工業用・家庭用共に急速に普及・発達し、特に工業用みしんは約300種類にも達し、現在の既製服全盛の基盤をきづいたのです。現在では、コンピュータ技術を駆使した機械や装置が多数開発され、裁断・縫製をはじめとしたさまざまな分野で、大幅な技術革新が進んでいます。


ミシン針の知識
ミシン針を拡大すると、図のようになります。針の部分の名所は、針棒に取り付ける部分を針柄、針の幹にあたる部分を針幹、先端の部分を針先、上糸を通す穴を針穴と読んでいます。また、普通の針では針幹には長いミゾ、針先の上には短いミゾが付いており、針穴の上にはエグリの部分があります。
これらのミゾやエグリは、次の理由によって必要不可欠のものです。
上糸をこのミゾにそって引き上げ、上糸がループを作った時意外は糸がたまらないようになっています。また、エグリは上糸がループを作った時に、外釜の剣先がループをとらえやすくするためです。
針には形や長さの企画があり、工業用ミシンの場合は針の企画にはDA,DB.DCの3種類がありますが、実際には特殊ミシンの針など、また近年の縫製条件の変化から縫製使用に合わせた針まで多種多様となっています。針の太さは番手によってあらわしますが、この番手は針幹のサイズによって決められたものです。
番手の表示や規格は国によって異なりますが、例えば日本のオルガン番手は番号が大きくなるほど太くなり、5番から26番まであります。普通アパレル工場では7番から23番までが良く使われます。これに対して、ドイツのシュメッツ針の番手は幹のサイズをミリであらわします。
主要名称

A:針軸(シャンク)径
D:穴上寸法
N:軸寸法



針の種類
工業用ミシン針は、種類が多く約280種類以上もあり、また種類によって各部分の長さや形が違います。
針先の形は。大きく分けると先端が鋭くとがっているラウンドポイント針と、先端が丸くなっているボールポイント針があります。ふつうの布地の縫製に使われている針は、先端の鋭いラウンジポイントです。ボールポイント針は、針先が編地の地糸を切らないため、ニットの縫製などに使われています。また普通の針に比べて、高速で針が上下運動した時針と布のマサツを少なくするために、針幹の途中からほそくなっている二段伸線針やミゾが針柄までついた化繊用針などがあります。


ミシン糸の種類
工業用ミシン糸は、ミシンの高速性にあわせて特別に丈夫な繊維を素材にしたり、特殊な加工をほどこした糸を使うのがふつうです。
糸の種類は、素材によって大きく分けると、天然繊維のカタン糸、絹ミシン糸などと、合成繊維のポリエステル糸、ナイロン糸、レジロン糸などがあります。絹ミシン糸は以前は代表的な糸でしたが、合繊糸で絹糸と近いものができたため、最近は工業用にはあまり使われておりません。
なお、糸にはスパン糸とフェラメント糸があります。スパン糸とは、カタン糸のように比較的短い繊維を紡いでつくったものです。フェラメント糸は、絹糸のように長い連続した繊維によってつくられた糸です。
合成繊維の場合、例えばナイロンスパン糸は綿状のナイロンの短繊維を紡いだ糸、ナイロンフェラメント糸は、釣り糸のように長い連続した繊維をつくりこれをよりあわせた糸です。また、ミシン糸は種類別のほかに、撚糸と、かさ高糸に分けることが出来ます。
撚糸には、片撚糸と双撚糸があります。片撚糸は、一般にも広く使われており単糸を一本または二本以上ひきそろえて、一方の方向に撚りをかけたものです。右撚りと左撚りがありますが、右撚りはちょうどS字の方向に撚ってあるのでS撚り、左撚りはZ字の方向なので、Z撚りともいいます。ミシン糸の場合は、特に上糸は回転する釜をくぐるので撚りの戻らないように左撚りの糸を使用します。
撚りを調べるには、糸を持ち手前によじります。左撚りの糸なら固く巻け、右撚りならほぐれます。
双撚り糸とは、片撚りのかかた糸を二本以上ひきそろえ、片撚りと逆の方向に撚り合わせた糸です。
かさ高糸とは、フェラメント糸に変形加工をし、濃縮性や弾力性を持たせた糸のことです。


布地と糸と針の適正
針と糸の知識はかなり奥深く、難しいものですが、下記の表は糸と針の適正表です。
繰り返し呼んで、よく覚えておきましょう。そして、針は針だけの知識、糸は糸だけの知識として覚えるのではなく、布地によくあった糸、布地によくあった針、また針によくあった糸というように、布と針との関係をよく知ることが大切です。

ミシン針 適性スパン糸 適性フェラメント糸 布地
5番 120番 100番 羽二重・化繊極薄(サテン等)
7〜8番 100番 80〜100番 羽二重・化繊薄物(サテン・デジン)・ニット(天竺28G)
9〜10番 80番 60〜80番 絹薄物・サテン・デジン・ジョーゼット・ボイル・ニット20G〜26G(シングルダブル)
11番〜12番 60番 50〜60番 薄物キャラコ・ブロード・薄物ウール・ニットダブル16G〜20G
13番〜14番 40〜50番 50番 普通ブロード・ウール織物・一般織物
16番 30番〜40番 40番 厚物一般織物(コート他)・防水布・デニム
18番 20〜30番 20〜30番 蒲団地・袋物・ビニール靴
19番 10〜20番 10〜20番 革靴・シート
20〜21番 10番 8〜10番 革靴・テント
23〜24番 8番 8番 極厚物・テント・シート


針の太さ(番手)の表示について
ミシン針は、オルガン針のような日本メーカーとシュメッツ針やグロッツ針のような海外のメーカーでは針の記号(DB*1など)の表示は同じですが、針の太さ(9番や11番)の表示が違ってきます。近年は、シュメッツ針やグロッツ針でも、日本の番手表示がされるようになりました。万一、針の太さ表示が分からない場合は、下記の表を参考にして見て下さい。

日本の針メーカー
(オルガン針など)
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
海外の針メーカー
(シュメッツ針
グロッツ針など)
55 60 65 70 75 80 85 90 95 100 105 110 120 125 130 140 160 180

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