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衣服が出来るまで・・・!(アパレル生産の流れ)

原反(材料となる生地)がアパレルの工場に運ばれてから、衣服に作り上げられ、製品として出荷されるまでいろいろな作業を具体的に説明してみましょう。
アパレル工場の作業は、大きく分けて、裁断部門・縫製部門・仕上げ部門の3つの部門から成り立っています。
しかし、今日従来のアパレルメーカーサイドで行われていた企画部門の仕事も工場段階でも、これらの業務に対応していくため、アパレルCAD(コンピュータによるデザイン)システムが導入され作業領域が拡大すると共に、作業内容も変革してきています。


アパレルCAD
アパレルCADシステムがカバーする作業領域を大別しますと、1、スタイル・デザイン画の検討・作成 2、パターンメイキング 3、グレーディング 4、マーキングになります。ここでスタイル・デザイン画の検討・作成の作業はデザイナーの仕事になりますので省略します。

パターンメイキング
パターンメイキングの作業は、原型からサンプルパターン作りまでファーストパターンメイキングと素材特性(収縮率・縫い易さ等)を加味するためのパターン修正などを行う工業パターンメイキング工程からなります。アパレル工場では表地パターンの修正や縫い代付、表地パターンを基にして裏地パターン作りなどに使用されています。

グレーディング
グレーディングの作業は、マスターパターンを基にしてコンピューターで自動的に必要なサイズのパターン作りの工程です。取引先との関係でこの作業を行っている所と、そうでない所もありますが、徐々にアパレル工場でもこの作業が行われるようになっています。

マーキング
型入れ作業をコンピューターの画面上でおこなう工程の事で、この作業はすべてアパレル工場の仕事ですので、この分野のコンピューター化が一番進んでいます。
更に、コンピューターで型入れしたものを従来のカッターで裁断する方法から直接コンピューターのデータをもとにして自動的に裁断するシステム(CAM)も、導入活用されはじめています。
この様に、これまで手で行っていたパターン作り・グルーディング作業がコンピューターを使うことにより、作業の効率化、標準化が進み、よい商品つくりも進んでいます。


パソコンで、デザインの変更も
簡単に出来ます。

裁断部門の作業
延反作業
原反が工場に運び込まれてくると、いったん倉庫に保管されますが、生産計画にしたがって、まず裁断部門に運ばれます。
原反は、幅75cm〜180cm、長さ50mで、円筒型・板巻型・折りたたみ型などになっています。この、原反を解く作業を延反といいます。延反作業は、延反機を使って行う場合と手でおこなう場合がありますが、いずれも原反を延反台の上に引き延ばし、一定の長さで、次の裁断作業がやりやすいように幾枚にもかさねられます。
この延反作業と同時に、原反にキズや織りムラはないかなどを調べる検反作業も行われます。


型入れ作業
原反が延反台にきちんと幾枚にも重なれます。その上に、服のデザインにもとづいてつくられた型紙がおかれ、型紙とおりに写しとられます。この作業を型入れと呼んでいます。
ここでは布目の方向や柄合わせなどを考えて、前後身頃、袖、衿、ポケットなどの型紙が生地のムダのないように配置され書き込まれます。


裁断作業
型入れ作業が終わった原反は数十枚前後重ねられますから、重ねられた布がずれないよにクリップなどで止め、裁断機を使って、型紙通りに正確に切り取られます。
裁断された原反は、衣服のサイズや、色、柄、素材などによって整理され、各部品ごとにたばねられます。これを、仕分け作業と呼びます。


自動裁断システム(CAM)で
自動に生地を裁断します。

縫製部門の作業
縫製作業
縫製部門では、各部品ごとに裁断された布を正確にくみあわせて、衣服に縫い上げる作業を行います。ここには、たくさんのミシンがありますが、さきにのべたように各工場や製品に適した作業システムにしたがって、作業が能率的に行われるように配置されています。
また、縫製部門ではミシンばかりではなく、アイロン作業や、ハサミによる裁ち合せ作業なども行われます。


仕上げ部門の作業
仕上げ作業
衣服として縫い上げられ、一つ一つ検査された製品は、プレス機やアイロンを使って折り目をつけたり、衣服の型がととのえられます。この作業によって、裁断や縫製段階などいままで何十人もの人たち(原料の生産・紡績・紡織・染色・流通などの段階までかんがえたら、それこそ無数の人々)によって作り上げられた衣服が、ようやく商品として形を整えるのです。

検査作業
検査は、縫製工程の途中でも行われますが、衣服として完成された最終段階の検査(検針機によるミシン針の折れ針が製品に入っていないか等)は特に厳しく行われます。なぜなら、これらの製品は仕上げ作業の後、ただちに梱包され消費者の手に渡ってしまうからです。最終検査は、一つ一つの製品について、きめられた寸法通りに作り上げられているか、汚れはないか、縫い目に目飛びはないか、色や柄は統一されているかなど、念入りにくわしく調べられます。
検査作業は、地味な作業ですが、会社の信頼につながる大切な作業なのです。


コンベア検針機による折れ針等の
有無のチェック

梱包・出荷作業
上下の服が組み合わせられ、ラベルが付けられ、会社名や商標が美しく印刷された箱や袋やハンガーなどに梱包され出荷されます。

完成した製品を袋に梱包


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